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「頂点」と「有頂天」―自分で限界を決めていないか?

「もうこれ以上は無理だ」「自分としては十分やった」と感じる瞬間は、

仕事の中でも少なくありません。

昇進した、プロジェクトを成功させた、売上目標を達成した…

そうした成果を得ると、人は「自分はもう頂点に立った」と思いがちです。

しかし、その「頂点」は本当に「頂点」でしょうか?

それとも、自分で設定した「思い込みの天井」ではないでしょうか。

「頂点」とは、ある分野で達成しうる最高レベルの成果を指します。

一方、「有頂天」とは、物事がうまくいって一時的に気分が舞い上がっている状態。

どちらも「上」を連想させる言葉ですが、意味はまったく異なります。

たとえば、ある営業職の人が、年間売上成績で社内トップになったとします。

確かに大きな成果であり、努力の賜物です。

上司や同僚から称賛され、自分でも「これで十分だ」と感じるかもしれません。

気分が高揚し、しばらくは達成感に浸ってしまう…

これは「有頂天」の状態です。

しかし、その瞬間に満足してしまうと、成長は止まります。

実際には、業界全体で見ればさらに高い目標を達成している人もいますし、

新たなスキルや市場開拓に取り組む余地もあるはずです。

「自分の頂点」と思っていたものは、あくまで社内や過去の自分との比較にすぎないのです。

経営者やマネージャーであっても同じです。

新規事業を成功させたり、部下を育成してチームの業績を上げたりしたときに、

「これで自分は一人前」と感じることは自然です。

しかし、真のリーダーは、成功の後にも冷静に現状を見つめ、

「さらに価値を生むために何ができるか?」を問い続けます。

頂点に立った後こそ、次の挑戦の始まりなのです。

つまり、「頂点」というのは、あくまでも中間点であります。

頂点という名の「限界」を決めてしまうのは、外部の状況ではなく、

本人の内面にある「満足」と「思い込み」です。

だからこそ、「今が本当に限界か?」と定期的に自問することが重要です。

有頂天になってしまえば、次の一歩を見失いますが、成長意欲を持ち続けることで、

自分でも想像していなかった高みへ到達できるかもしれません。

今日のエッセイは、私自身への戒めの意味もあり執筆しました。

今日のエッセイが皆様のご参考になれば幸いです。

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