目の前のことのみだけではなく、全体を客観的に見よう。

みなさん、こんにちは。 

今日のエッセイのタイトルは

「目の前のことのみだけではなく、全体を客観的に見よう」です。 

私は仕事柄、多くの方とお会いする機会があります。 

その中でも会社の経営者側の立場の人に会う機会が多いです。 

私の仕事の1つに、労務相談と労働法の講師という仕事があるのですが、

その際に、相手から相談を受けることがあります。 

相談の内容は多種多様なのですが、

“表面に言葉として出ていることが全てではない”ということが多くあります。 

例えば、皮膚炎という病気があったとします。 

皮膚という体の表面に発疹が出たり、かゆかったりします。 

処置として塗り薬を塗ったり、薬を飲んだりします。 

ただ、それは本当に皮膚炎なのか?ということです。 

別の病気が原因として「皮膚炎」という症状が起きている可能性もある…と言うことです。 

もしくは、置かれた環境により皮膚炎が発生しているのかもしれません。 

要するに原因である“根本の問題”を取り除かないで対処だけをしていると、

また皮膚炎が起こります。 

“表面に言葉として出ていることが全てではない”も同様です。 

根本的に原因があるとしたら、

それは何なのか?ということを常に考えます。 

皮膚炎と同様に原因があるとすれば、

それを見つけ取り除かなければ、同じ問題は繰り返すことになります。 

これらは、現れた表面上の物事にとらわれるのではなく、

広い視野でとらえるしかありません。 

広い視野とは、相手の立場になって観たり考えたりすることや、

自分の行動の結果、先々に起こるであろうことを予測することなどです。 

そうすることで、物事を広く客観的に捉え、

かつ深く洞察することができるようになると思います。 

ご参考になれば幸いです。 

タイ語のエッセイはこちらからどうぞ↓

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