千里の道も一歩から

みなさん、こんにちは。

2018年1月を迎えましたね。新しい1年が始まりました。どんな気持ちで新年を迎えたでしょうか?

私はあまり「日本人だから○○」、「タイ人だから○○」のような話は好きではないのですが、あえて言いますと、

“日本人は新年に特別な気持ちを抱く人が多い”です。  

12月31日で1年間の全てがリセットされ、1月1日に再度物事がスタートすると、感じています。

元々、始まりと終わりの区切りがはっきりしており、メリハリを着けたがります。

実は、ここまでが前置きです。

今日は「千里の道も一歩から」の話しをしたいと思います。

私の好きなことわざに「千里の道も一歩から(Senri no Michi  mo Ippo kara )」ということばがあります。

Senri(千里)は、昔の単位なのですが、現在の単位では435キロです。

意味は「どんなに遠い道のりでも、どんなに大きな物事でも、

まずは、その一歩を踏み出し、着実に努力を重ねていけば成功する」という教えです。

私は1998年5月にタイに来ました。そうです、今年はタイに来て20年になります。

会社は、2001年2月1日の創業ですので、来月には18期目を迎えます。

今から10年前の2008年のことです。私は「会社経営を辞めたい」と思った事があります。

当時、リーマンショックがありました。売上が70%も下がりました。

売上が下がるということは、現金収入がなくなります。

でも支払いは通常通りありますから、みるみる現金がなくなりました。

会社の通帳にお金がなくなり、今度は自分の貯金を会社に入れました。

そして、自分の貯金が底をつき、お金を借りました。

その状況に耐えられなくなり「もう、辞めたい!!私の人生なんだから私がどうしようと勝手でしょ!」と言った事があります。  

その時に、それを聞いた友人からこう言われました。

~~~~~

確かに、あなたの人生です。あなたの好きなように生きる…。それは正しいですね…。

でも…「自分らしさ」と「自分勝手」は違うと思います。

あなたの人生は、確かに、あなたのものではあるけど、与えられた命です。

私は、“人さまの人生” でもあると考えています。

あなたを見て「あ、私も頑張ろう!」と思う人もいれば

「あの人のようにはなりたくないよね」と反面教師にする人もいます。

あなたの生き方は、あなたが望むとも望まなくても、人に影響を与えている。

それを頭の片隅において欲しい。「そういう道」を歩いている、と言う自覚をして欲しい。

~~~~~

このように言われました。

最近、「自分らしく生きよう」、「自分を愛しましょう」とよく耳にします。

それらは「自分勝手に生きましょう」ではないと思います。

自分の人生は、自分の手中にはあるものの、「自分らしさ」の中には「責任」も存在すると思っています。

自分らしく生きる事が幸せに繋がることには、変わりはないとは思いますが、

「公(おおやけ)」と「私事(わたくしごと)」で少し異なると思っています。

今では、あの時に辞めなくて良かったと思っています。

それは、習い事でも運動でも同じだと思います。

大きな事をやる必要はありません。

小さなことでも、どんなことでも良いので、何かを継続するのは大事だと思います。

継続していれば、それなりに身に着くと体感しています。

成功かどうか? 成功の定義は人により異なるので、あえてここでは説明しません。

「千里の道も一歩から」なので、まずは着実に人生を歩んで行こうと新しいとしに思った次第です。

何かのご参考になれば幸いです。

タイ語のエッセイはこちらからどうぞ↓

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