みなさん、こんにちは。
今日のエッセイのタイトルは「物事の習慣化には1万時間かかる」です。
先日、「経営戦略会議」が行われました。
当社は毎年4月が新年度です。
その新年度である4月に、会社の経営計画や行動計画を作成しています。
普通であれば、経営者が作成しますが、当社の場合は社員全員で作成しています。
この経営戦略会議は2014年から行っており、今年で6年目となりました。
社員一人一人の言動や行動をみていて、改めて「習慣化には1万時間かかる」と実感したのです。
「1万時間」というと分かりにくいのですが、
年数で表すと「3年~5年」と言われています。
これは、人が「何かを学び」、それが「自動的にできる状態になる」まで
「3年~5年の月日」が掛かるという事です。
経営戦略会議と、この「習慣化」は密接な関わり持っています。
この経営戦略会議では、売上目標や、この売り上げを達成するための小目標、
そして行動計画目標が作成されます。
目標を作成しただけで終わり…ではなく、会議が終わった後がとても重要です。
当社では月1回、月例会議があります。
そこで、4月に決めた経営戦略の内容を事細やかに確認しています。
製造業で働いている人は身近だと思いますが、
P(Plan)→D(Do)→C(Check)→A(Action)を、
常に行い続けることが重要です。
そして、最も重要なことは、PDCA+Aで、この最後の「A」は「Adjust」となります。
目標を作成し、そして行動計画を作成し、
そのまま問題なく進むことは稀です。
途中で、ちょっと違うな…と思う事は多々あります。
その時に、すぐに修正をし、再度「D(Do)」に戻ります。
図で書くと、P→D→C→A→Adjust→D→Adjust→D…です。
常に「修正―再実行」の繰り返しになります。
当社においては、2014年の経営戦略会議以降、
2019年までの5年間、ひたすら繰り返してきました。
そして、その結果、次のことが習慣化されました。
私だけではなく、社員一人一人が、この習慣化を体験し自ら実感したことで、
深いところで理解したんだと感じました。
こればかりは経験しないと分からない事ですので、
何かを始めたら最低でも3年は続けてみることをお勧めいたします。
やった先に、違った景色が広がっているとお約束します。
