今日は「人材(JINZAI)」について、経営者として思っていることを書きたいと思います。
私が人間に対して考える時、基本は「人は・・・変わらない・・・」ということです。
これを聞いたあなたはどう思うでしょうか?
例えば、どこかの会社に入社すると研修があったり、
セミナーに行かされたりしますね。
相手がどんなにあなたのためにいろいろやっても、
あなたは変わらないと思っています。
厳密に言うと、変わろうとしている人、
成長しようとしている人“しか”変わらないのです。
世の中には、「遅刻をするな」と何度言っても遅刻をする人もいます。
相手がわからなければ何をやってもOKだ…という言う人もいます。
残念なことですが、「ダメな人」は、「ダメ」だと思うのです。
そういう人に時間を使うこと、お金を使うことは、一番のムダだと思ってしまいます。
ここからは少し日本語の話しになりますが、
私は、この「ジンザイ」という言葉は、4つの書き方があると思っています。
以下の4つは、読み方は「ジンザイ」なのですが、意味は大きく異なります。
人罪、人在、人材、人財 というように…
「人罪」とは、「人(ひと)」+「罪(つみ)」と表記します。
このジンザイの意味は、常に人や仲間の悪口を言い、妬み嫉みの塊で、
人が見ている時は働き、人が見ていない時にはサボるような人 です。
「人在」とは、「人(ひと)」+「在(ある)」と表記します。
ただ、いるだけの人…です。
出勤時間と同時に退社時間のことを考え、仕事より趣味や遊びが大切で、
当然、仕事中にも、そのような事を考えているような人です。
「人材」は、「人(ひと)」+「材(材料:ざいりょう)」と表記します。
日本語で「ジンザイ」と言ったら、この表記になります。
つき合う人がよけれは良くなり、悪ければ悪くなる人です。ようは、材料です。
最後に「人財」とは、「人(ひと)」+「財産」と表記します。
どんな劣悪な環境でも明るく働き、自分の自己成長の為、会社の成長の為、懸命に働ける人です。
企業は、人財(人+財産)と人材(人+材料)を採用し、
絶対に、人罪(人+罪)と人在(人+あるだけ)を採用しないことです。
この事は、決して会社経営にだけ言えることではありません。
当然「わたしたちの人生」にも、あてはまるのです。
あなたの人生に採用をしてはいけない人を採用しまえば・・・。
あなたの人生は、辛く苦しくなると想像できます。
人生に採用すべき人材と人財を採用をすれば・・・
あなたの人生は、おのずと楽しくて、必ず好転して行きます。
もう1度いいます。
人は・・・変わりません・・・。
変えるべきは・・・
あなた自身の「考え方」なのです。
何かの参考になれば幸いです。