新年あけましておめでとうございます。
新年は多くの人にとって新たなスタートを切る時期です。
「今年こそ運動を続ける」「読書量を増やす」「健康的な生活を送る」
といった目標を立てるのはこの時期の恒例行事と言えるでしょう。
特に日本では「1年の計は元旦にあり」と言われるほど、新年にその年の目標を立てる人が多いです。
しかし、その目標が数週間もしないうちに忘れ去られてしまうこともまた、よくある話です。
今日は、この「目標達成」に関して、「習慣化の秘訣」をお話ししたいと思います。
新年の目標が続かない理由
新年の目標が失敗する理由の一つは、「最初から大きすぎる期待を抱く」ことです。
「週に5回ジムに行く」「毎日1時間読書する」といった目標は魅力的に聞こえますが、
忙しい日常生活の中でそれを急に実行するのは難しいものです。
そこで、みなさんに提案したいのは「小さく始めること」です。
小さな一歩から始める - 続けるための秘訣
習慣化の第一歩は、取り組みやすい小さな目標を設定することです。
心理学者ジェームズ・クリアが提唱する「アトミック・ハビット」の原則では、
1%の改善を毎日重ねることで、やがて大きな変化につながるとされています。
この本は、60言語に翻訳されており、タイ語でも出版されています。
著者:James Clear
原書名:Atomic Habits: An Easy & Proven Way to Build Good Habits & Break Bad Ones
タイ語版:Atomic Habits เพราะชีวิตดีได้กว่าที่เป็น
例1 運動を習慣化する場合
ある男性は「今年こそ健康的な体を手に入れる」と新年の目標を立てました。
当初は毎日30分のランニングを目標にしましたが、三日坊主で終わりました。
そこで彼は目標を「毎朝1分間だけ家の周りを歩く」に変更しました。
この小さな行動が日課となり、やがて自然に10分、
30分と運動時間が増え、結果的に目標を達成できました。
最初からフルマラソンの42キロを走るのは難しいですが、
練習を積み重ねれば、やがて走り切ることができます。
42キロ走れるころには、健康的な身体を手に入れていることでしょう。
きっかけとご褒美を活用する
新しい行動を習慣化するためには、「きっかけ」と「ご褒美」をうまく利用することが重要です。
たとえば、「朝起きたら運動をする」や「仕事が終わったら読書をする」といった、
日常生活の中で自然に行動につなげる仕組みを作ります。
そして、その行動の後には小さなご褒美を設けることで、達成感を感じられるようにしましょう。
例2 読書を習慣化する場合
ある女性は「今年こそ月に1冊の本を読む」と目標を立てましたが、
忙しさを理由に後回しにしてしまいました。
そこで、彼女は「寝る前の5分だけ読む」という小さな目標を立て、本を枕元に置きました。
また、読書の後には「好きなハーブティーを飲む」というご褒美を取り入れることで、
読書が楽しみとなり、無理なく続けられるようになりました。
習慣化を成功に導く3つのポイント
1. 目標を具体的かつ小さく設定する
例:「毎日30分走る」ではなく「1分間歩く」から始める。
2. きっかけを明確にする
例:「朝の歯磨きの後に運動する」「寝る前に本を開く」。
3. ご褒美を用意する
例:運動の後にフルーツを食べる、読書後にお気に入りの飲み物を楽しむ。
まとめ - 新年の目標を習慣化にし達成する
新年は目標を立てる絶好のタイミングですが、その達成には習慣化が欠かせません。
小さな一歩から始め、きっかけとご褒美をうまく活用すれば、
誰でも自分の目標を達成することができます。
今年こそ、理想の自分に近づくための習慣を身につけ、
新たな年を充実したものにしていきましょう。
今日のエッセイが皆様のお役に立てれば幸いです。