今日のお話は、「重要度と緊急度」についてです。
ある日の出来事です。友人のAちゃんがこんなことを言ってきました。
「最近、忙しすぎて、やること多すぎて大変なのよ~。あれもやって、これもやって…。あれも、やりたい、これも、やりたい…。そんなことをやってると、全てが中途半端なんだよね~。結局、出来ない事も度々あるの…。どうやって管理してるの?」
私はプライベートでは、ざっくりとした時間管理なのですが、仕事の時は、かなり細やかなスケジュールで管理しています。
全てのタスク(やる事、やらなければいけない事)を、「重要度と緊急度」に分けています。
私の場合は、
ここで、勘違いしてはいけない事が1つあります。人は「緊急」を「重要」と勘違いしているケースが多くあるということです。
図で言うと①の「重要度が高い・緊急度が高い」を優先的に行います。ちなみに、④の「重要度が低い、緊急度が低い」は「やらない」と決めています。
②の「重要度が高い・緊急度が低い」の部分に、やることの大半が来るようにすると時間の管理が上手く出来るといわれています。
ここで、問題となるのが③の「重要度が低い、緊急度が高い」ものです。
自分で管理できるものだったら問題が無いのですが、相手(顧客、家族、友人など)の都合で重要度と緊急度が変わる場合です。
毎日の生活を事細やかに考えてみると、「緊急」というのは、ほとんど相手が原因となって発生する事が多いです。
仕事をしている人であれば、取引先から「緊急です」と仕事が舞い込んでくる事があります。確かに、(相手にとっては)緊急ではありますが、そもそも、「緊急」という状況は、なぜ発生したのでしょうか?
自分が原因で「緊急」になってしまったのでしょうか?
「緊急」が発生するケースは沢山あります。例えば、こんな事が可能性として考えられます。
事故が発生した。
スケジュールに元々無理があった。
時間の余裕は見ていたが、思っていたよりも時間が掛かってしまった。
やることを忘れていた。
相手にとって緊急ではあるが、自分にとっては緊急でもなければ、重要でも無い。結構、こういうことは多いのでは無いでしょうか?
ただ、この重要度と緊急度というのは、その時の立場で変わってきます。お母さんという立場、お父さんという立場、会社の部長という立場、ともだちという立場…。
また状況でも変わってきます。
私は普段、仕事に「重要度」を置いて生活をしています。ただ、夫が病気で倒れた…という事があれば、それは「緊急」として、「重要度が高い」仕事を置いてでも夫のところへ駆けつけます。
このように、重要度と緊急度は一辺倒ではないということです。
では、どうしたら普段の生活で「重要度が高い」を選択して生活が出来るようになるでしょうか?
それは、“自分の時間軸”で生活をすることです。自分の時間に重きを置くと決めることです。そして、出来るだけ相手に“時間軸の主導権を握らせない”ことです。完全にゼロは難しいのですが、少なくするのです。
何かのご参考になれば幸いです。